OBドールヘッドをお買い上げ頂いた方からよく聞かれる、3Dプリンタ(クホリア)出力ヘッドの磨き方を解説します。「てっとり早く・簡単・手軽」を優先したやり方になっています。イベント前の時間が無いときによくやるやり方です。
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お買い上げ頂いた状態がこれです。FDM方式の中で、高品質の出力能力を持つ「クホリア」でも、積層痕は若干残ります。メイクをするときに、塗料によっては積層痕に沿って、毛細管現象で滲んだりしますので、それを磨いて取り除きます。
最低限必要な道具は、キット付属の2種類のサンドペーパーと、バリ取り用のアートナイフです。サンドペーパーは、左の紫が#220、右の青が#400の目の粗さになっています。
まずはバリ(飛び出したカス)をアートナイフで取り除きます。アイホール周りに残っていたりするので、アイホールの形に添って、整えるカンジで取り除きます。削りすぎないよう注意しましょう。
磨きに入る前に、磨く範囲について。そもそも、なぜ磨くというと、「メイクのため」です。なのでメイクしないような範囲、ウィッグで隠れて見えない範囲を磨くことはしていません。通常、赤い範囲を磨ければ十分でしょう。時間があるなら耳等お好みで磨いてもいいでしょう。
まずは紫の#220で磨きます。このサンドペーパーは良く削れます。力の入れぐらいは、軽すぎず強すぎずぐらいです。おでこあたりから始めるといいでしょう。なお鼻は避けるようにしてください。あっという間にクリリンになってしまいます。磨き具合は、積層痕が多少目立たなくなったかなぐらいでいいと思います。同じところを何度も集中的に磨くのはやめましょう。磨きすぎると形も変っちゃいますし、薄くなってしまいます。
磨くとこのぐらい粉が出ます。この粉はあまり吸わないようにしましょう。粉が出るのが嫌な方は、サンドペーパーを水に濡らしてもいいです。ちなみに磨き時間は3分と掛かってないです。5分もあれば十分だと思います。
粉を落とすとこんな感じです。積層痕よりサンドペーパーのキズが目立つな~ぐらいでいいと思います。もし二重まぶたの凹みモールドを消すぐらい磨いちゃったとしても、それはそれで大丈夫です。モールドはあくまでメイクの目安でしかありません。
次は青の#400のサンドペーパーで磨きます。先のサンドペーパーのキズを消すカンジで磨きます。
アイホールとかは、サンドペーパーを丸めたりして磨くといいです。
磨き終わりました。よほど目立つキズがなければこれで十分です。ここまでで作業時間10分程度です。初めてでも30分もあればできると思います。このままでもメイクできますし、つや消しクリアーを拭くとよりメイクの乗りが良くなります。もちろんもっと磨いてもかまいません。あまり磨きすぎてもツルツルして、メイクの乗りが悪くなったりします。ヘッドはあくまでキャンバス。その上に乗せるメイクが命です!